【EcoTopics】令和5年度二酸化炭素排出抑制関連補助事業(実施予定事業)
令和5年2月10日に「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律案(GX推進法)」が閣議決定され、2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取組機運がますます加速されています。
地方公共団体においては、目標達成に資する実効性の高い計画の策定や事業の開発がこれまで以上に求められており、限られた財源の中で推進していく必要があります。
このような背景を踏まえ、本トピックスでは昨年12月に公表された令和5年度環境省重点施策のうち、財政面を後押しする二酸化炭素排出抑制に係る補助事業を紹介します。
令和5年度二酸化炭素排出抑制関連補助事業(環境省・経済産業省)※実施予定事業
環境省・経済産業省の主な補助事業のうちFS(実行可能性)調査・公共施設等への再エネ設備導入関係補助事業をまとめています。今年度補助事業の多くが令和5年度も継続されます。
※赤字は今年度からの変更点
上表で紹介した補助事業のうち2~5の「地域脱炭素実現に向けた再エネの最大限導入のための計画づくり支援事業(令和4年度第2次補正予算)」及び6の「地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業(令和4年度第5次公募)」については次年度の公募(予定含む)が公表されています。
詳細は下記の補助執行団体のHPをご確認ください。
<一般財団法人環境イノベーション情報機構> 五次公募のお知らせ
地方自治体の状況に応じた取組と支援策のイメージ
下表にて自身の自治体でどういった補助事業を活用すればよいか、状況ごとに紹介していますので、補助事業活用を検討される際の参考にしてみてください。
補助事業の公募・申請に伴う準備事項
補助事業の公募開始予定時期(参考:令和4年度実績)
※補助事業によってスケジュールが異なる場合があります
令和3年度補正予算第一次公募:令和4年3月中旬~4月頃
令和4年度予算第一次公募:令和4年4月~5月頃
申請に向けて現時点で準備するべき内容等
①補助金申請に伴う書類の準備
- 申請実施計画書や事業経費内訳書等の書類について事前に令和4年度公募書類を確認し、準備を進めておくことで公募開始の際にスムーズな申請手続きができます。
- 実施計画書等の記載に伴い必要な情報(域内の排出量、将来ビジョン、導入予定設備情報、設備導入予定施設情報 等)の収集をされることをお勧めします。また必要に応じて庁内調整も行い、申請及び事業実施に向けて事前準備をしておくとよいでしょう。
②補助事業委託事業者選定に伴う公募実施要領・仕様書等の準備
③当初予算に計上していない地方公共団体は、補正予算の計上準備
補助事業申請・事業実施スケジュールイメージ (※補助事業によってスケジュールが異なる場合があります)
令和5年度は多くの補助事業が今年度に比べ増額される見込みのため、脱炭素社会実現に向けて積極的な活用をお勧めいたします。
(令和5年3月 公共コンサルティング部 中平)
本件に係るお問い合わせは下記よりお願い致します。
エコ・プラネットメールマガジン
(地方自治体環境担当者のためのメルマガ)