ISO規格(スタンダード)&法令・ガイドライン(コンプライアンス)関連

ISCC・FSC

1, ISCC・FSC認証取得コンサルティング・サービスの概要

ISCCとは、持続可能かつ追跡可能な森林破壊のないサプライチェーンを実現し、それを認証するためのシステムです。またFSC認証とは、SDGsの目標のなかで15番目の「陸の豊かさも守ろう」において達成度を測る指標のひとつにもなっています。

ISCCやFSC認証は、環境問題が重視される現代社会にとって必要とされている認証です。
自社の取り組みがサスティナブルかどうか、また、原材料からブランドオーナーまでのトレーサビリティも要求されており、環境を守る活動に繋げる持続可能性を証明するためのスキームです。

2,サービスの特徴

弊社ではISCCおよびFSCの実績が豊富なことはもちろんですが、
環境マネジメントシステムの導入をはじめ多くのマネジメントシステムの実績を持っており、その経験やノウハウを基に効率的に導入することが可能です。

特にISCC、FSCに関しては複数名の担当を設定し、チーム制で取り組むことにより、細部まで行き届いたご支援を実現しております。

3,ISCCとFSCの特徴

ISCCについて

ISCCとは、International Sustainability and Carbon Certificationの略で、持続可能かつ追跡可能で、森林破壊のないサプライチェーンを実現し、それを認証するためのシステムです。

ISCC認証は、様々な種類のバイオマス(農業および森林バイオマスを含む)、生物由来の廃棄物および残渣、非生物由来(化石ベース)の再生可能な材料および再生炭素ベースの材料のサプライチェーンを対象としています。

独立した第三者機関による認証は、生態学的および社会的慣行、温室効果ガス排出量の削減、サプライチェーンを通じた材料のトレーサビリティーに関する厳格な要求事項への準拠を保証するものです。
ISCC認証は、バイオエコノミーや循環型経済、特に食品、飼料、エネルギー、工業 用途など、世界の様々な場所で適用可能です。サプライチェーンに沿っ たトレーサビリティーを提供し、企業が環境・社会基準を満たしているか検証します。

詳しくはお問合せ下さい。後ほど、担当者よりご連絡いたします。
※ 訪問またはWebによる支援を想定しております。

認証対象となる原材料(例) 

ISCCの認証対象となる原材料

ISCCの認証対象となる原材料

ISCCの認証対象となる原材料

ISCCの認証対象となる原材料

サプライチェーンの構成要素別認証アプローチ

構成(分類)

定 義認 証

Farm/Plantation
(農場はこの分類に該当)

農作物が持続的に栽培されている、または持続的に栽培 された農作物の残渣が発生している農作業通常、第1回目のギャザリングポイント認定の対象となる。 
個人やグループでの認証も可能
Point of Origin廃棄物、処理残渣、再生可能な非バイオ原料が発生する場所での操業通常、収集ポイント認証の対象となる
 個人やグループでの認証も可能
Central office独立したサプライヤーのグループとして認証された、少な くとも1つの農場/プランテーションまたは原産地のグルー プの代表団体グループ代表の個別認証が必要
First Gathering Point持続可能な作物や作物残渣を農場や農園から直接購入し、さらに加工、取引、流通させる事業個別認証が必要
Collecting Point
(リサイクル素材収集業者はこの分類に該当)
廃棄物、残留物、再生可能な非生物原料を、さらなる加工、取引、流通のために産地から直接回収する事業者個別認証が必要

Processing Unit
(製造工場はこの分類に該当) 

物理的および/または化学的特性を変更することによって 投入材料を変換する施設個別認証が必要

Trader/Storage
(商社や倉庫はこの分類に該当) 

持続可能な素材を取引・保管する事業者
貯蔵施設には、倉庫、サイロ、タンクなどがある

トレーダーは個別認証が必要
保管場所に関する3つのオプション: i) 個人認証、ii) ロジ スティックセンターの下でのグループ認証、iii) 第三者(例:  トレーダー)の認証の下での依存的保管

Transport

道路、鉄道、航空、河川、海上輸送と天然ガス、電力網(バイオメタン、再生可能エネルギーそれぞれの輸送用

輸送業者は認証の対象ではない
関連する輸送情報は、輸送を手配する認証サプライ チェーン構成要素によってカバーされる

 【参考】ISCC EU と ISCC PLUS の比較

ISCC認証には ISCC EU と ISCC PLUS の2種類があります。
ISCC EU はバイオマス燃料へのもので、EU指令で定められた認証スキームです。それ以外はISCC PLUS の認証となります。
燃料以外の認証は ISCC PLUS となり、国内各社の多くは ISCC PLUS の認証に向けた活動を行なっております。

ポイントISCC EUISCC PLUS
承認・認定

欧州委員会(EC)により、RED(再生可能エネルギー指令) およびFQD(燃料品質指令)の法的要件に準拠していることが認められている
ドイツ連邦農業食糧庁(BLE) によるサーベイランス
ANSIによるサーベイランス認定を受けている

ISCC PLUSは、規制されていない市場の為の、任意の認証基準
ANSI(米国国家規格協会)によるサーベイランスと認定
適用範囲EU市場向けバイオ燃料EU域外のバイオ燃料市場とバイオエネルギー、食品、飼料、化学品/技術分野アプリケーション
他の認証スキーム受入

ECで認められているすべての国や自主的なスキームの受け入れ
廃棄物と残留物については、ポジティブなベンチマークがある場合にのみスキームを受け入れる。
これまでのところ、RedCert EU、RSB、2BSvsのみがポジティブなベンチマークを受けている

ISCCのみ
現在カバーしている素材あらゆる種類の農林業原料、廃棄物、残渣、バイオガス、 藻類すべての種類の農林業原料、廃棄物、残渣、非生物再生資源、リサイクル炭素材料・燃料
GHG排出量規制の適用についてサプライチェーンのすべての要素に義務付けられている任意
欧州委員会への報告要求ありなし



ISCC CORSIA|知識経営研究所

CORSIAは、航空機からのCO2総排出量の増加に対応するための排出量削減手段です。国際民間航空機関(ICAO)が開発したもので、産業部門を対象とした初のグローバルな市場ベース対策(MBM)スキームです。

kmri.co.jp

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【再掲:お知らせ】ISCC認証支援コンサルティングを開始しました|知識経営研究所

(株)知識経営研究所はドイツ発の規格であるISCCの認証コンサルティングを開始致しますことをここにご案内申し上げます。

kmri.co.jp

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FSCについて

 私たちは紙や木製品の原材料となる木材、きのこ等の食材、豊かな水等、森林の恵みを利用して暮らしています。
しかし、天然林は今も破壊され続けており、野生生物だけでなく、森とともに生きる人々も暮らしの場も奪われています。

そして気候変動にも多大な影響を及ぼしている昨今、森林の維持や継続性のある資源確保は人や生物が安心して暮らすことができるための最重要課題といえます。

FSCは、森林問題を解決するために、1994年に設立されました。
FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)認証は、SDGsの目標のなかで15番目の「陸の豊かさも守ろう(Life on Land)」において達成度を測る指標のひとつにもなっています。

FSC認証製品を流通させるためには、原材料から最終製品になるまでに関わるすべての組織が認証が必要です。

また、FSCは木材認証制度の中で、世界で最多の認証を発行しており、今後も重要視される認証規格になっていくと見込まれます。

私たちの消費は世界の森林と密接に関わっており、FSCマークの製品を選ぶというアクションをより多くの人に知ってもらうことが森を守ることに繋がっていきます。

 

4,関連するサービス

ISCC CORSIA 脱炭素経営、カーボンニュートラル戦略 エネルギー・温室効果ガス調査・分析 

省エネルギー診断・エコチューニング エネルギー・CO2マネジメント 

再エネ導入調査計画、補助金活用支援 環境教育・普及啓発 環境マネジメント




 内部監査員レベルアップ




5,当社の特徴とコンテンツ開発の経緯

当社の特徴

ナレッジリーンのコンサルティング支援の特徴

心理的アプローチを駆使した3本柱の支援

株式会社知識経営研究所では「ヒューマンリソースモデル」・「改善モデル」・「ビジネスモデル」の3種類のモデルを駆使したコンサルティング・研修を提供しております。

いずれのモデルもお客様とのコミュニケーションをとる中で生まれたサービスであり、現場に出向きFace to faceで行います。

コンテンツ開発の経緯

ナレッジリーンの育成支援の沿革

ISO規格をベースに、マネジメントシステムの導入支援実績を数多く手がけてまいりました。
その経験から得られた数多くの事例やノウハウを基に、「潜在的リスクの示唆」「改善提案・ベストプラクティスの提供」等が可能です。

また、3コンテンツをベースとしたご支援として、現場のリーダー育成を数多く手がけ、問題に気づき改善を促す育成を行なっております。
リーダーとして身につけるべき高い視座と広い視野を持ちつつ、メンバーをやる気にさせることのできるリーダーの育成は会社の事業継続と成長において、最も重要なテーマと言えます。

育成支援はコンサルタントの現場経験と論理的なコンテンツを組み合わせて提供されるため、実務により近い形での理解を可能にします。

酒徳 泰行さん
マネジメントコンサルティング部 部長
酒徳 泰行

「組織の数だけシステム・解決策は存在する」という信念のもと、各社の状況に応じたオーダーメイドの支援・研修を得意とする。また、①マネジメントシステム、②新5S思考術、③NLP(神経言語プログラミング)を基礎とする心理学・コミュニケーションを 融合した「改善ファシリテーション」の考え方を取り入れた手法・事例なども人気。その研修は単なる仕組みの構築・改善ではなく、 わかりやすさ、すぐに実践できると定評がある。常に目的・理由を考え、主体的に活動できる組織文化を醸成することに注力し、「人と組織」の成長を通じてお客様と共に笑顔と感動を分かち合うことを大切にする。

中村 博史さん
マネジメントコンサルティング部 エグゼクティブコンサルタント
中村 博史

暖房機器の設計開発の担当後、電気・電子機器の試験業務の担当し、1991年以降は、ISOマネジメントシステム規格などのコンサルティング業務(食品、金属部品、機械装置、電気・電子機器、医療機器、建設、試験所・校正機関、医療機関など300社以上)、研修業務(受講者数は延べ20,000名以上)、監査業務に従事。前職での知識・経験から金属、機械、電気・電子を専門とするが、ISOマネジメントシステムに関する業務の33年以上の経験に基づき、幅広い産業分野の組織への支援を実施豊富な経験による事例説明が、わかりやすいと好評。

川畑 省悟さん
マネジメントコンサルティング部 コンサルタント
川畑 省悟

経験、知識、情報をベースにお客様がより良い意思決定ができるようなプロセス・コンサルティングを得意とする。2002年にISOのコンサルティング業界に入り、マネジメントシステムの認証取得支援を中心に活動。2014年以降は業務改善支援、人材育成・コミュニケーション支援を中心に活動。業務改善支援では、「お客さまの要望に沿った成果水準がなにか」 を徹底的に話し合い、合理化策・改善策を提示したコンサルティングを行う。人材育成・コミュニケーション支援では、対話を通じた信頼関係の構築支援を得意とする。

坂田 和則さん
マネジメントコンサルティング部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、2023年度現在、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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