モチベーションを高める「元気な挨拶」│人の行動を決める”フィードバック”
元気な挨拶 の大切さ
先日、リーダー研修(インハウス)で、挨拶の大切さについて、対話を通じてその意味と必要性について理解を深めました。
挨拶は、モチベーションアップやチームビルディングに影響する行動です。
特に、「 元気な挨拶 」がモチベーションを高めるといわれます。
自分の大きな声を自分の耳で聞き、全身の筋肉に力を入れることで、脳のリミッターが外れ、モチベーションが高まるのです。
また、お互いの存在を認める(相互承認)は、心理的安全性の基本構造を構築し、頼みやすい雰囲気や、弱みを見せ合える雰囲気を作りだし、チームワークが高まります。
しかし、多くのリーダーは「ウチの職場は、 元気な挨拶 ができない。新入社員も、最初は元気だけど、数ヶ月もすると、その職場に染まってしまう。」と話します。
どうして、職場に元気のない挨拶が蔓延してしまうのでしょう?
今回は、人の行動を決める”フィードバック”から、元気のない挨拶が蔓延する理由を考えてみたいと思います。
大切なのは、あなたの良好なフィードバックです。
モチベーションを高め、お互いの存在を認めることで、チームとしての強みを発揮する”元気”なあいさつ。
だれもが、簡単にできることなのに、普通のあいさつに戻ってしまう理由。
それは、あなたのフィードバックに原因があります。
人の行動は、よいフィードバックが増えれば増えるほど、その行動が増えてきます。
例えば、 元気な挨拶 をしたとき、あいさつをした本人に、良い反応をあなたが返してあげると、それが良好なフィードバックとして相手に響き、 元気な挨拶 を継続するようになります。
逆にあなたが、相手に対して元気のないあいさつを返したのなら、その元気の無さが相手に響き、相手も元気に対してキャリブレーション(調整)をかけ始め、だんだんと元気なあいさつをしなくなります。
良いフィードバックで行動を強化する
私たちの行動は、起こした行動に対して、良いフィードバックが返されると、その行動を自ら強化しはじめます。
逆に、起こした行動に対して、良くないフィードバックが返されると、その行動の弱化が始まります。
そして、悪いフィードバックが職場の雰囲気(文化・風土など)に定着していると、ますます、元気のないあいさつが蔓延してしまうのです。
良好なフィードバック
悪いフィードバック
フィードバックで、人の行動は決まる
職場の雰囲気が、人の行動を決める
大切なのは、あなたの良好なフィードバック。
元気な挨拶 に対して、元気になるフィードバックを与えてみませんか?
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国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。