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人財育成研修で大切なコト│バランスが整った人財の育成

目次

先日、私が講師を務めた「改善ファシリテーター育成研修」の修了式が行われました。
インハウスで行われたこの研修では、29名のメンバーが巣立っていきました。
修了式では、研修中の楽しかったことや苦しかったことが語られ
笑い、そして、感動の涙に包まれる式となりました。

今回は、改善ファシリテーター育成についてのお話です。

修了式で全員が語った、大切なこと

誰もが口をそろえていいました。
大切なコトは、学習力とコミュニケーションだったと。

29名の研修生達は、7ヶ月間という長い時間をかけて、次のコトを学びます。

・記憶術などを使った学習力の向上
・NLP(神経言語プログラミング)やコーチング心理学を使った、コミュニケーション力やモチベーションの向上
・原理原則立ち返り問題に取り組む、なぜなぜ分析やPM分析
・チームリーダーに必要な、チームビルディング心理学
・職場のムダを実際に半減する、改善実習
・説明力と説得力を高めるプレゼンテーション

もちろん、この研修のメインイベントとなる「職場のムダを実際に半減する、改善実習」では、
ムダを半分以上削減したり、中には『ムダゼロ化』を達成したチームをありました。

そして、彼ら彼女らが修了式で口をそろえて言った言葉。
それが、学習力とコミュニケーションでした。

テクニックだけでは、問題解決はファシリテートしない

問題解決訓練を行う場合、「問題解決テクニック」を学ぶケースが多く、理論や進め方についてのスキルを高めることができます。

しかし、これだけでは問題解決はファシリテートしないのです。問題解決を進めるに当たって、大切なコトはスキルも大切ですが、問題解決を最後まであきらめないメンタル。

そう、レジリエンスも重要な要因です。
このレジリエンスが高ければ高いほど、問題を「放り投げない」人財といえます。

レジリエンスは
・感情抑制力
・楽観力
・共感力
・自己効力
などのメンタル面の意識づけが大切です。

29名のメンバー達は、コミュニケーションや協力強調訓練を受けながら、レジリエンスに磨きをかけました。
特に、協力強調性については、組織開発理論を取り入れたトレーニングを展開しました。

VUCAに備えた人財育成

問題解決スキルと問題解決レジリエンス。
このバランスが整った人財を育成することが大切です。

多くのメンバーは

・現場のに耳を傾ける姿勢が大切

・現場が気付かないムダに気付き、それを伝えることが大切

・改善チームの中には、心理的安全性が大切

・学ぶ姿勢で、行動に大きな変化が出てくる


など、問題解決スキルはもちろん、コミュニケーションや組織学習の重要性を実体験を通じて学んだようです。


  • 学習力
  • 問題解決力
  • コミュニケーション力

問題解決レジリエンスの高い人財育成。
それは、VUCAに備えた人財育成なのです。


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マネジメントコンサルティング部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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