「なぜなぜ分析」は、なぜうまく行かないのか│「問題解決レジリエンス」を高める
「なぜなぜ分析」は、なぜ?うまく行かないのか?
今回は、さらなるポイントについておはなしします。
問題解決を最後まであきらめない「問題解決レジリエンス」が高まりますよ。
なぜなぜ分析は、とてもポピュラーな
問題解決思考です。
なぜなぜ分析は、なぜ?と問いを繰り返しながら、根本的原因を追及するとともに、
その改善案と優先順位を決めることができる是正処置には欠かせない方法です。
しかし、「方法」であるがゆえに、使い方を間違えると
本来の目的を達成することができ無いこともあります。
「なぜなぜ分析を学んだけど、今ひとつ良い結果が得られない」や
「いつも同じような結果しか出てこない」といったことが、
もしもあなたの職場で起きていたら、使い方を間違えている可能性があります。
あなたの「なぜなぜ分析」は、
そのやり方で合っていますか?
なぜなぜ分析の、三つの重要性について紹介します。
- なぜなぜ分析は、問題定義がシッカリできていないとメソッドを活かせない
- なぜなぜ分析は、12個の約束ごとがある
- なぜなぜ分析は、心理的安全性を確保し活発な気付きを発する必要がある
そもそも、なぜなぜ分析で取り扱う”問題”とは何なのでしょうか?
問題とは、あるべき姿とのギャップです。
そのギャップが、小さければ「小さな問題」として扱われるし、
ギャップが大きければ「大問題!」として取り扱われます。
これらギャップを埋める活動を「問題解決」といいますが、
なぜなぜ分析は、このギャップを埋めるためのメソッドなのです。
ということは・・・・・
なぜなぜ分析を進める場合、そもそもの「あるべき姿」が解っていないと、
そのメソッドを活かすことができません。
あるべき姿とは
あるべき姿とは、例えば
- 業務フローで定めらられている仕事のながれ
- 作業標準で定められた内容
- 作業手順書で定められた動き
これらの標準化された作業内容をあるべき姿として捉える必要があります。
よって、なぜなぜ分析を行う場合、
あるべき姿をシッカリと理解し、そのギャップをあらゆる方向から見つめ見つけ出すことが大切です。
これが、できていないと、なぜなぜ分析は必ず失敗します。
あるべき姿から導く解決法。
あなたの「なぜなぜ分析」は、そのやり方で合っていますか?
あるべき姿をもう一度見直してみませんか?「
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国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。