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脳への刺激でスムーズな問題解決│問題解決の前に行う「課題の明確化」

目次

改善ファシリテーションのスキルを身につけた人財を「改善ファシリテーター」と称し、
その育成教育を7年間で約550名に展開してきました。

そして、今年もその研修がスタートしました。(インハウスセミナー)
この研修では、これらを総合的に半年間(16日)かけて学ぶ研修です。
今日は、その一部を紹介させて頂きます。
簡単にできる改善ファシリテーションのお話です。

「改善ファシリテーター」育成の研修

この研修では、問題解決テクニックや
改善テクニックを学ぶと共に、
改善や問題解決が円滑に進む(ファシリテート)ように
NLP(神経言語プログラミング)や
コーチング心理学なども学び、リーダーとしてのマインド(自覚)も育成する研修です。

問題解決や改善活動では、そのテクニックを身に付けたとしても、マインドが育っていないと長続きしません。

また、リーダーとしてこれらを指導する場合でも、マインドの育て方が解らないと、的確な指示や指導ができません。

問題解決の前に行うこと

研修生達は、問題解決の前に必ず「あるべき姿」と「課題の明確化」を行います。
この2つがしっかりと認識・意識できていないと、チームの問題解決がファシリテートしないからです。

問題解決や課題解決にかける時間の、40%~50%は「あるべき姿」と「課題の明確化」について”原理原則”に基づくアプローチを行います。

この時、チョットしたアドバイスを行います。
そのアドバイスとは
「席から立ち上がり、ホワイトボードに課題を書き出しながら、考える様にしてみてください。」
です。

脳 を刺激して会話を活発に!

私たちの 脳 は、
視覚(V:Visual)
言語/聴覚(A:Auditory)
体感覚(K:Kinesthetic)
が同時に刺激されることで、その能力が高まります。

課題定義や問題定義を行うときも、このVAKを刺激すれば、会話が活発になり効率的かつ効果的な対話を醸し出すことができます。

これらの理由から私は、研修生に
①ホワイトボードに課題を書き出して見る(Vを刺激)
②文字を読んだり、言葉を交わす(Aを刺激)
③立ち上がり、ホワイトボードを指さすなどをして体を動かす(Kを刺激)
というアドバイスを与えています。

経験則にはなりますが、VAKを刺激したチームとそうで無いチームを比べると、
明らかに課題解決や問題解決の内容に違いと効率性の違いも現れます。
ともかく動きながら対話をしてみましょう。
凝り固まった視点から解放されるかもしれません。VAKを意識した対話をしてみましょう。 

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「課題・問題解決」のコラム一覧|ナレッジリーン

「課題・問題解決」のコラム一覧です。私は、コンサルタントになってから問題解決や改善がスムーズに進む組織と進まない組織に分かれることはすぐに気付いたのですが、何が違うのかについて気付くまでに時間がかかりました。

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坂田 和則さん画像
マネジメントコンサルティング部 部長
坂田 和則

国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。

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