5S活動と「新5S思考術」の違い│5S活動が広まらない理由
いつもお読みいただきありがとうございます。
今回は!
5S活動と「新5S思考術」の違い についてご質問をいただいたので、さっそくお答えしたいと思います!この違いがわかると、5S活動がなかなか広まらない理由がご理解いただけるでしょう。
感情と行動は繋がっている
『行動』それは、体の動きであったり、思考であったり、心の動きでもあります。
そして、このページでもよく登場する「改善」も、その『行動』の産物です。
もしあなたの職場で、良い改善成果を得たいのなら、職場内の『行動』を変革しなければならないのです。そして、わたしたちの『行動』は、外部からの影響を受けることで、変革できることが解っています。
例えば、整理・清掃・整頓などの3S活動を行った場合、その結果プラスの感情を抱くと、整理・清掃・整頓の行動が強化され、繰り返しその行動を行うようになります。
逆に、整理・清掃・整頓活動の結果、マイナスの感情を抱くと、その行動が萎縮するかのように弱くなります。行動が弱くなることを「弱化」といいます。
プラスの感情を抱くと行動が強化される。
マイナスの感情を抱くと行動が弱化される。
では、リーダーの取るべき方法は?
それなら、リーダーであるあなたは、職場の感情がプラスになるマネジメントを展開すれば、改善の成果を出し続けることができるのです。
どのようにすれば『行動』の強化を促すことができるのでしょう?
それは、良好なフィードバックです。
良好なフィードバックとは、良い結果を出しそうな『行動』をとった場合、その相手の行動を褒める言葉などをかけることをいいます。
私たちの脳は、良好なフィードバックを受けることで、行動を繰り返し行うようになり、習慣化(行動の強化)を得るのです。
逆に、『行動』に対してマイナスの感情を与えるようなフィードバックを与えると、『行動』の弱化が始まります。これが始まると「改善」に興味を示さなくなってしまうのです。
そして、「改善」の結果を褒めるのではなく『行動』を褒めることが大切!
「改善」成果の出そうな『行動』をしたときに、ぜひ褒めて上げてください。
人の行動はフィードバックで決まる。
良いフィードバックは、行動を強化する。
悪いフィードバックは、行動を弱化する。
良いフィードバックが行動を変える!
5S活動と「新5S思考術」の違い について、お話ししました。
私たちが推奨する『新5S思考術』は、コーチング心理学や行動分析学を応用しながら進める5S活動です。
「その気にさせるきっかけを科学する」と、さらに活動が活性化しますよ。
5S活動とちがう『新5S思考術』に興味をお持ちいただけると幸いです。
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国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。