話が伝わりやすくなる「スコープ」│コミュニケーションが円滑に進む方法
スコープ を意識すると、あなたの話は格段にわかりやすくなる!
人によって、話の範囲( スコープ )に違いがあるんです。
あなたは、下記のパターンA・B どちらの説明を好みますか?
内容は例として、昨夜食べた食事についての説明しています。
【パターンA】
昨夜はタマネギを刻んで味付けしながら炒めたあとに、塩を振りながら挽肉をこねて卵や牛乳をつかってハンバーグを作って食べました。
肉のうまみがしっかり出て美味しかったですよ。
【パターンB】
昨夜は、手作りハンバーグを食べました。美味しかったですよ。
2つを比べると、その内容が詳細だったり全体的だったり、話の範囲(スコープ)に違いがあることに気付かれると思います。
さらに、話の スコープ は、人それぞれ範囲が違っていて、時には相手と自分とのスコープの違いから、話が合わなくなることもあります。
スコープ の意味を知ると、説明のバリエーションが増え「あなたの話はわかりやすい!」と思われるようになります。
言葉の科学LABプロファイル®
言葉の科学LABプロファイル®では、脳をコンピュータと見立て、数々のプログラムで動いている前提から発展した知識体系です。
そのプログラムは、メタプログラムと名付けられており、約150種類のプログラムが発見されています。
それぞれのプログラムを観察し分類を行うと、14種類に分類できることが解りました。そして、この分類が行われたことで、相手のモチベーションの高揚や維持に影響する『話し方・伝え方』が容易にできることがわかりました。
スコープ に関するメタプログラムは2つ
このプログラムを応用することで、相手があなたの説明を聞き入れるモチベーションを高め、
効率的/効果的な理解を促すことができます。
①詳細型
【特徴】ものごとを理解するのに詳細な情報を求める。
【説明のしかた】「順番に細かく説明しますね。」
【ポイント】順序立て、細かな話し方をする。
②全体型
【特徴】ものごとを全体象で理解する情報を求める。
【説明のしかた】「大きくポイントのみ説明をしますね。」
【ポイント】アウトラインを伝える話し方をする。
もし、複数以上のメンバーにモノゴトを説明するときには、2つのパターンが存在していることを前提に説明をしてみましょう。
【説明例】「まずは、ポイントをお話したあとに、詳細な内容をお伝えします。」
もう悩まない!話が噛み合わないときでも、気づかいの仕方で変わるコミュニケーション。
スコープ を意識して話せば、コミュニケーションが円滑に進む。
話し方を選択してコミュニケーションの達人に!
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国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。