組織の文化は会議室から始まる│ 企業文化が変化するコーチング
組織のあらゆる文化は 会議室 から始まる!?
この会社の 会議室 では、うるさいくらい言葉が交わされるな・・・
と思っていてもシッカリと問題/課題定義と解決案と改善分担がすんなり決まる組織。
逆に、いつまでたっても問題/課題の定義さえできず
「問題だ!問題だ!問題だ!」
を繰り返すだけで、解決や改善行動を起こさない組織。
どうやら、問題や改題解決に挑むというメンタルセットが違うようなのです。
問題/課題解決のメンタルセットとは?
問題/課題解決のメンタルセットとは、問題/課題の見方や捉え方に関する、「組織的思考パターン」とも言える組織文化や組織風土のようなものです。
この、メンタルセットは、会議の中で使われる言葉で、改善が進む組織か?進まない組織か?をほぼ識別することができます。
今日は、日頃 会議室 で使われる言葉で組織の「問題解決力が解る!」について書きます。
問題解決力は組織の風土や文化に影響を受けます。
私は、コンサルタントになってから問題解決や改善がスムーズに進む組織と進まない組織に分かれることはすぐに気付いたのですが、何が違うのかについて気付くまでに時間がかかりました。
気づきのきっかけは 会議室 から
気づきのきっかけは、会議の時に用いられる言葉からでした。
そして、その言葉をプロファイルすることで、次の様な特徴に分けることができました。
①目的が明確に語られている/目的がよくわからない
②問題定義に時間をかけている/最初から解決策について話し始める
③問題/課題で一番困っている人々の事を考える/自分たちが困っている事を考える
①では、その問題/課題を解決することによって得られるメリットや利益を、会議の出席者全員がきちんと理解している状態か、それとも不安や責任回避(言い訳)を語っている状態か、の違いです。
②では、そもそも何が問題なのか?を追及しながら定義化を進めることで、会議参加者の目指すべき姿や達成すべきレベルの疎通が行われているか、それとも会議参加者の問題認識がまったく疎通されていないか、の違いです。
③では、例えば顧客が何に困っているのか?これを解決するために現場では具体的にどういう困り事が発生するか?といった現場志向か、それとも顧客や現場のことを考えずに、 会議室の 中にいる参加者の価値感で話しをしてしまっているか、の違いです。
そのほかにもプロファイルをする要素はあるのですが、私はLABプロファイル®を研究することで、いちど会議に出席すれば、その組織の問題/課題解決に関するメンタルセットが把握出来る様になりました。
メンタルセットを手に入れると・・・
その他にも
Labor Safety culture(労働安全文化)
Human resource culture(人材育成文化)
Quality Control/assurance culture(品質管理/保証文化)
Food Safety culture(食品安全文化)
KAIZEN culture(改善文化)
Problem solving culture(問題解決文化)
などの文化(culture)を診断することで、どのような言葉を使うことによって企業文化を変化させることができるか、をコーチングさせて頂いています。
例えば「その内容で、メリットとデメリットは何?」と話すのと
「その内容で、メリットと、乗り越えなければいけない課題は何?」と話すのでは、後者のほうが前向きさを表現していて、感じ方に違いがあるはずです。
マイナスなイメージを持たれてしまう言葉を、プラスのイメージの言葉に変えて話す。
これらが、組織文化の変化とメンタルセットの変化を促します。
会議室 から、組織文化とメンタルセットを変化させるのです。
時間はかかりますが「会議が楽しくなった!」とお声がけ頂いたときは、本当に嬉しく思います。そりゃ、成果のでる会議が続けば、誰だって楽しくなるはずです。
逆に、成果の出ない会議を続けていたら苦痛にしか感じないですよね?
これからも、この言葉をいただけるように頑張りたいと思います。
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国内外において、企業内外教育、自己啓発、人材活性化、コストダウン改善のサポートを数多く手がける。「その気にさせるきっかけ」を研究しながら改善ファシリテーションの概念を構築し提唱している。 特に課題解決に必要なコミュニケーション、モチベーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、解決行動活性化支援に強く、働く人の喜びを組織の成果につなげるよう活動中。 新5S思考術を用いたコンサルティングやセミナーを行い、企業支援数が190件以上及び年間延べ3,400人を越える人を対象に講演やセミナーの実績を誇る。